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2013年8月17日土曜日

【ズバッとわかる】介護福祉士国家試験(試験内容 受験資格 変更)

今回の記事では、介護福祉士試験の試験内容や受験資格などについてまとめてみました。

*2016年7月3日更新版。


■介護福祉士国家試験 試験概要

〇 2017年の試験日程

2017年(2016年度、平成28年度)の申し込みや受験日の予定は次のとおりです。

・申込受付 2016年8月10日(水)~2016年9月9日(金)
・筆記試験 2017年1月29日(日)
・実技試験 2017年3月5日(日)
・合格発表 2017年3月28日(火)

〇 受験資格

1、3年以上(在職期間3年以上、実働日数540日以上)介護等の業務に従事した人(平成29年3月31日までに3年以上の従事となる人を含みます)で、実務者研修を修了した人(平成28年12月31日までに実務者研修を修了する人を含みます)

2、3年以上(在職期間3年以上、実働日数540日以上)介護等の業務に従事した人(平成29年3月31日までに3年以上の従事となる人を含みます)で、介護職員基礎研修と喀痰吸引等研修(3号研修を除く)の両方を修了した人(平成28年12月31日までに喀痰吸引等研修を修了する人を含みます)

3、高等学校又は中等教育学校(専攻科を含む)において、福祉に関する所定の教科目及び単位を修めて卒業した人(平成29年3月31日までに卒業見込みの方を含みます)

4、特例高等学校(専攻科を含む)において、福祉に関する所定の教科目及び単位を修めて卒業した後、9ヶ月以上(在職期間:9ヶ月以上、実働日数135日以上)介護等の業務に従事した人(平成29年3月31日までに9ヶ月以上の従事となる人を含みます)

5、EPA(経済連携協定)介護福祉士候補者として来日し、3年以上(在職期間3年以上、実働日数540日以上)介護等の業務に従事した人(平成29年3月31日までに3年以上の従事となる人を含みます)

〇 受験手数料

  13,140円

試験日程については、当ブログの次の記事でまとめています。

【2016-17年版】 介護福祉士試験 まとめ 【申込・試験日程】


■試験科目

試験科目は次のとおり。

1、人間の尊厳と自立、介護の基本
2、人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
3、社会の理解
4、生活支援技術
5、介護過程
6、発達と老化の理解
7、認知症の理解
8、障害の理解
9、こころとからだのしくみ
10、総合問題


■過去問

過去問は、公式ページ上で公開されています。

(過去問)
介護福祉士国家試験 過去の試験問題


■合格率

2016年(平成28年)に実施された2015年度(平成27年度)の試験の合格率は 57・9%。国家資格の中では、難易度はやさしめだと思われます。

過去の試験結果については、当ブログの次の記事でまとめています。

【最新】 介護福祉士資格試験 合格率まとめ 【難易度】


■ボーダーラインなど

・筆記試験の合格基準

  ア 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上を得点
  イ アを満たした人のうち、試験科目10科目すべてにおいて得点があった人

・実技試験の合格基準

  課題の総得点の60%程度を基準として、課題の難易度で補正した点数以上を得点


■介護福祉士 受験資格の変更

介護福祉士になるには、3つのルートがあります。

・福祉系高校ルート
・養成施設ルート(専門学校、短大、大学等)
・実務経験ルート

2016年1月(2015年度)の試験までは、介護の資格を持っていない人でも、実務経験を3年積めば、介護福祉士の受検資格が得られました。3年とは、具体的には従業期間が1095日以上で従業日数が540日以上です。

実務経験ルートの場合、2017年1月(2016年度)の試験からは、実務者研修の修了が義務付けられます。ですので、「無資格の人でも、ヘルパー2級を持っている人でも、実務経験が3年あれば介護福祉士の試験が受けられる」という従来のやり方で受験できるのは、2016年1月(2015年度)の試験まで。

実務者研修自体は、実務経験が3年にならなくても受講できます。

2016年1月の試験までは、介護技術講習会を修了していれば実技試験が免除になりました。ですが、2017年1月の試験からは、実務者研修を修了していない場合は実技免除にはなりません

新制度では、次のようなキャリアパスになります。

介護職員初任者研修(旧 ホームヘルパー2級)

介護福祉士 実務者研修(旧 介護職員基礎研修)

介護福祉士(国家資格)

認定介護福祉士(仮称。新設予定)

※介護初任者研修を飛ばして介護福祉士実務者研修を受講することも可能。

介護実務者研修を修了すれば、介護福祉士試験の実技試験が免除になります。その分、実務者研修の中で実技試験が行われます。

実務者研修(450時間)を受講する場合、ヘルパー2級や初任者研修を持っている人は320時間分、ヘルパー1級を持っている人は95時間分、介護職員基礎研修を持っている人は50時間分に短縮されます。


■資格学校や通信教育

介護福祉士の講習会でよく知られている資格取得学校としては、ニチイ学館三幸福祉カレッジ、そして池袋福祉カレッジ(大宮・高崎福祉カレッジ)などがあります。ニチイは、教室数が多くて通いやすいのと、就業サポートが比較的充実しているのが特色。介護福祉士の試験対策講座は、通信講座のユーキャンでも受講できます。


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