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2013年8月19日月曜日

【ゼロからわかる】認定介護福祉士 資格(試験 取得方法 厚生労働省)

■ 認定介護福祉士の資格について

(最終更新:2015年12月3日)

介護福祉士の次のステップとして新設が予定されている資格「認定介護福祉士」。厚生労働省などに電話してみましたので、基本事項を整理しておきたいと思います。

話を聞いたのは、厚労省と、資格の管轄団体である日本介護福祉士会です。


■ 詳細は未定

結論から先に言いますと、重要事項の詳細は未定。なので、研修のスタート時期や、資格取得方法、試験などについて、正確なところは言えません。

2015年12月に日本介護福祉士会に電話で聞いた際には、「2016年2月~3月には詳細を決定し、2016年夏ころには研修をスタートさせたい」とのことでした。

以下、おおよその方向性になります。


■ 認定介護福祉士とは

認定介護福祉士には、生活を支える専門職としての介護福祉士の資質を高め、利用者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ、生活の質)の向上、介護と医療の連携強化と適切な役割分担の促進、地域包括ケアの推進などが期待されています。

この他、新資格の目的には次のようなものもあります。

・介護福祉士に対する、他職種、事業者、利用者・家族等からの社会的な評価を高める。
・介護福祉士の資格取得後のキャリアパスを整備する。

認定介護福祉士は、介護福祉士の次のキャリアパス。実務経験ルートの場合、次のようなステップになります。

介護職員初任者研修(旧 ヘルパー2級)

介護福祉士実務者研修(旧 介護職員基礎研修)

介護福祉士(国家資格)

認定介護福祉士(新設予定。詳細は未定)

※初任者研修を飛ばして実務者研修を受講することも可能。


■ 認定介護福祉士 の役割

認定介護福祉士は、次のような役割を担います。

1、介護チーム(ユニット等、5~10名の介護職によるサービス提供チーム)のリーダーに対する教育指導、サービスのマネジメントを行い、介護チームのサービスの質を向上させる役割
  ※ 介護チームのリーダー(ユニットリーダー、サービス提供責任者等)を教育指導したり、小規模拠点のサービス管理を行う。

2、利用者の生活支援において他職種と介護チームとの連携・協働を促進する役割


■ 実務経験7~8年を想定

介護現場の指導者的役割を担うということで、実務経験が重視されます。現段階では、「実務経験7~8年以上」が望ましいとされているようです。


■ 認定介護福祉士研修

540時間前後の研修が行われる方向です。


■ 受験資格要件の方向性

この資格、モデル研修はすでに行われています。その際の研修の受講資格は次のとおりでした。

1、介護福祉士資格取得後の実務経験が5~10年

2、次のア、イいずれかである者

     ア.介護チームのリーダーとしての実務経験のある者であって、現在、リーダーへの指導を行う立場にある者
     イ.今後、アの役割につくことが期待され、法人が推薦する者

3、居宅系・居住(施設)系サービス双方での生活支援の経験のある者が望ましい

4、研修の課題の一環として、施設・事業所の担当フロア等においてサービス改善等に取り組むことを所属法人が認める者。あわせてヒアリング調査やアンケート調査により、受講者個人に対する自己評価を行うとともに、施設長など勤務評定能力を有する上司や他職種等からの評価を行うことを所属法人が認める者

5、モデル研修のすべてに継続して参加できる見込みであると所属法人が認める者

新資格の受験資格を得るための研修に参加するには、上記のような要件が必要になる可能性があります。資格の取得方法として、その後の試験がどうなるか気になるところ。ですが、資格の取り方もまだ決まっていない状態です。

(参考)
日本介護福祉士会:認定介護福祉士(仮称)モデル研修概要(PDFファイル)
  (平成24年度老人保健健康増進等事業)


■ 資格の取り方は?

日本介護福祉士会に電話で聞いたところでは、「日本介護福祉士会や、大学、専門学校等で通信講座を主体とした研修を受講し、全課程を修了すると取得できる」という案が出ているそうです。

その場合、統一試験のようなものはなし。ただし、専門学校等への入校時や修了時に、各専門学校等が試験を行う可能性はあるとのこと。対象としては、「働きながら資格取得をめざす人」を想定しているのだとか。

「月2回の授業であれば、研修修了までに2年程度かかる計算」(もっと速いペースで授業が実施できれば、早期取得も可能)とのお話でした。


■ 国家資格になる可能性は低い

資格の管轄は、公益社団法人 日本介護福祉士会。公益社団法人が検討している資格ということで、国家資格にはなる可能性は低いと考えられます。


■ 新資格発足の時期は?

2012年度(平成24年度)以降、モデル的に研修を実施。モデル研修はすでに終了しており、研修内容への評価等を踏まえ、研修カリキュラム等を整備している段階です。

2015年12月に日本介護福祉士会に電話で聞いた際には、「2016年2月から3月には具体的な受講資格やカリキュラムを決めたい」とのこと。「2016年から2017年にかけて資格取得者が出せるかもしれない」ということでした。

中間報告書には、次のようなものがあります。

(参考)
認定介護福祉士制度構築に向けて平成25年度検討結果の概要(説明版、PDF)
  (2014年3月。事務局:日本介護福祉士会)
質の高い介護サービスの提供力、医療連係能力等を持つ介護福祉士(認定介護福祉士)の養成・技能認定等に関する調査研究事業報告書(PDF)
  (2014年3月。公益社団法人 日本介護福祉士会 )

なお、認定介護福祉士関連の公式ページは以下になります。

(公式ページ)
一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構
公益社団法人 日本介護福祉士会:認定介護福祉士(仮称)関連情報


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