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2014年2月11日火曜日

【まとめ】 介護福祉士 実務者研修 「義務化延期」

■介護福祉士 実務者研修 「義務化延期」

*2022年8月21日更新版。

実務経験ルートで介護福祉士試験を受験する人に対する「介護福祉士実務者研修(介護職員実務者研修)の義務化」が延期されることになりました。

2014年7月に厚生労働省に電話して聞きましたので、その内容も踏まえてまとめてみました。

結論から言うと、厚労省によれば、「実務者研修義務化の1年延期は、2014年6月18日に国会で決まった」とのこと。

朝日新聞によれば、実務者研修修了の義務化は、介護分野の人手不足を理由に1年間先送りされるとのこと。

ということで、実務者研修修了が必須になるのは「2017年1月(2016年度)の試験から」ということになりました。

なので、2016年1月(2015年度、平成27年度)の試験までは、介護技術講習会を受ける方法でも、介護福祉士試験で実技試験が免除されました。

(参考)
・朝日新聞:介護福祉士、鍛えたいけど人手不足 研修義務化再び延期
  (2014年1月28日)


■実務者研修とは

介護職員実務者の資格は、イメージとしては、廃止になった介護職員基礎研修課程に近いです。ただ、大きな違いとして、実務経験を積んで介護福祉士試験受験をめざす人の場合、2017年1月の介護福祉士試験から修了が義務付けられました。ですので、この資格の位置づけはかなり重要です。

資格取得方法としては、450時間分のカリキュラムを、6か月以上の時間をかけて「通学」あるいは「通学+通信講座」で消化。講座の中で行われる実技試験にパスすると修了ということになります。大手の資格学校の場合、働きながら資格が取れるように、土日などに授業を行ってくれるところがあります。なお、ヘルパー2級や初任者研修を修了していると、授業時間が短縮されて320時間分になります。


■どの学校を選ぶのがいい?

授業料にしても、日程・スケジュールにしても、実技試験にしても、学校ごとに違いがあります。

ですので、複数の学校を比較検討するようにすると、自分にぴったりのスクールが見つかると思います


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