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2016年7月18日月曜日

どうなる?介護職の「月給1万円上乗せ問題」(ニッポン一億総活躍プラン)

介護職の「月給1万円上乗せ」はどうなるの?

安倍内閣が2016年6月に閣議決定した「ニッポン一億総活躍プラン」には、介護職員の処遇を月額平均1万円程度引き上げることが盛り込まれていました。

ですが、消費税率10%への引き上げを2年半再延期することになったため、月給1万円の上乗せの財源をどこから持ってくるか、議論が必要になりそうです。

安倍政権は処遇改善などは実施する方針ではありますが、増税分は社会保障費に充てる計画だっただけに、「様々な施策の財源をどうするのか」と懸念する声が上がっています。

(参考)
朝日新聞:介護の人材不足「経済に左右されてはいけない」
  (2016年7月9日)


政府は「特別枠創設」を検討

政府は、2016年7月13日に開いた経済財政諮問会議で、保育・介護の充実に関する施策の予算を要求できる新たな特別枠の創設を検討しています。

新特別枠では、2015年度の税収のうち当初予算額を上回った約1兆7000億円をアベノミクスの成果と見なし、その一部を保育士・介護士の処遇改善や保育・介護施設運営費などの財源に活用できる仕組みを想定しているとのことです。

(参考)
時事通信社:「1億活躍」に新特別枠=17年度予算要求へ検討-政府
  (2016年7月13日)

最終的に介護職の処遇がどの程度改善されるのか、今後の動きを見守りたいと思います。


介護職の平均年収は?

年収ラボというサイトの情報ですと、ホームヘルパーの平均年収は 304万円。確かに仕事がキツい割に給与は少ない印象ですね。

(参考)
年収ラボ:平成27年 資格別 平均年収&平均時給ランキング


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